概要
3月23日(日)9:00〜12:00)
手ぶらで無料保育事業
幅下幼稚園
参加者(子ども)
計20名
6歳…2名/5歳…4名 /4歳…2名/3歳…3名 /2歳…7名/1歳…1名/0歳…21名
保育士13名(愛知県、大阪府、静岡県、から参加)
【付け加えたいルール】
安心安全な環境は、保育士たち同士でも。
その為に必要なルールをきめました。
心配ごとや、わからないことが聞きやすい雰囲気が安全安心へ繋がる
子どもの様子の共有や、意思疎通できることが大切。
その為に、
・アイスブレイク
・子どもたちの安全と自由な表現を守る為に、参加者たちは、 、 「ダメ」と言わないこと。
出来る方法をチームで考えていく。
・大人も全力で遊ぶ
・自分の発言に責任をもつ
【保育のテーマ】
▶ なりきる
これまでの議論を踏まえ、今回の保育のテーマについて検討した。以下の案が出た。
「なりきり遊び」
「何々みたいに」
「憧れの気持ちを現実にする」
結論として、以下の要素を盛り込むこととした。
子供の自主性を尊重し、様々な選択肢を用意する。
【カリキュラム】
遊びの時間に大切にしたいことについて、以下の点を考慮して議論を行った。
子供たちの自主性を尊重すること
様々な遊びのコーナーを設置し、子供が自由に選択できるようにすること
異年齢交流ができるように工夫すること安心安全な環境を整えること
以下の意見が出た。
お弁当作りコーナー以外にも、ファッションショーコーナーや制作コーナーなどを設置する。
段ボールを利用して、子供たちが自由に遊べる空間を作る。
幼児には、簡単で安全な遊びを用意する(絵を描く、シールを貼るなど) 。
高年齢の子供は、幼児のサポート役になってもらう。
コーナーを固定せず、子供が自由に移動できるようにする。
工事現場で使うヘルメットなど、ちょっとしたアイテムで子供たちの創造性を刺激する。
遊び道具は、廃材などを利用して手作りする。
結論として、以下のルールを設ける。
様々な遊びのコーナーを設置し、子供が自由に選択できるようにする。
段ボールなどの廃材を利用して、子供たちが自由に遊べる空間を作る。
幼児には、簡単で安全な遊びを用意し、高年齢の子供がサポートする。
ワンポイントアイテムを用意し、子供たちの創造性を刺激する。
【ホール】
・ファッションコーナー※ベレー帽
・調理コーナー ※コック帽
・赤ちゃんコーナー ※エプロン
※それぞれのコーナーになりきりアイテムを用意する。
【園庭】
・工事現場コーナー※ヘルメット
・段ボールコーナー
※ファッションコーナーで作った衣装をつかって遊びが展開できる環境
【トイレに行く時の誘い方のルールは何にする?】
▶ 寄り添い
トイレのルールについて、以下の点を考慮して議論を行った。
自分で排泄の感覚がわかる子供への声かけ
排泄のタイミングの見極め方(オムツ交換の必要性など)
遊びを中断させない配慮
以下の意見が出た。
「私、トイレに行きたいんだけど一緒に行かない?」と誘うことで、子供の気持ちに寄り添う。
無理強いせず、子供の意思を尊重する。
食事の前など、タイミングを見てオムツ交換を促す。
遊びに夢中な子供には、オムツの状態を確認する声かけを行う。
結論として、以下のルールを設ける。
「私も行きたい」と誘い、子供の気持ちに寄り添う声かけをする。
無理強いせず、子供の意思を尊重する。
タイミングを見てオムツ交換を促す(特に食事前)
子どもの気持ちを尊重しトイレに行くことを強制しないが、食事前の排泄の意識を保育者が持つ。
【お昼ご飯を食べる時のルールは何にする?】
▶ お弁当作りをコーナー遊びの1つに!
お昼ご飯の時間の過ごし方について、以下の点を考慮して議論を行った。
食事と遊びのバランス
年齢による配慮(幼児が多い場合など)
子供たちの自主性を尊重すること
以下の意見が出た。
お弁当形式にすることで、子供が自分のペースで食べられるようにする。
お弁当作りを遊びのコーナーとして設置し、子供が自由に楽しめるようにする。
ホットケーキなど、調理が簡単で手軽に楽しめるものを用意する。
調理コーナーでは、安全面に配慮する(火傷防止など)。
材料を細かく切るなどの作業は、幼児には難しい場合もあるため、年齢に合わせた配慮が必要。
結論として、以下のルールを設ける。
お弁当作りコーナーを設置し、子供が自由に楽しめるようにする。
お弁当は必須ではなく、作りたい子だけが作る形式にする。調理が簡単で安全なものを用意する。
調理コーナーでは、安全面に配慮する。
年齢に合わせた配慮を行い、材料の切り方など手伝いを必要とする子にはサポートを行う。
アレルギー対応については、事前に確認する。
前回、最初にみんなでお弁当作りからスタートしたところ、自分の食べ物があるということが
先の見通しになり、安心して過ごせた、お弁当を作っておく事で一人ひとりのタイミングに
より寄り添える、
一人ひとりの食べた量を正確に把握がでくる利点があった。
好きな食べ物を好きな場所で(お弁当箱に入れて食事)一斉に食事はせず、流れる様な食事
※無理には絶対しない
【活動内容】
8:45 受け入れ開始
9:00 自由遊び ※それぞれのタイミングで排泄声かけ
10:30 給食準備(そうではない子は、自由遊び)
10:35 順次お昼ご飯
11:30 順次食事終了。自由遊び
12:00 お迎え
【保護者の声】
3回目の利用です。2歳半の娘を預けました。
何も用意をしないで行けるのでとても助かります。お迎えの時に何の遊びをしたか、何を食べたかを教えてもらえます。上の子との時間をなかなか作れませんが、今回下の子を預かってもらい、ゆっくりと過ごすことが出来ました。
貴重な時間を作ってくださり、ありがとうございました!
はじめて利用させていただきました!どちらの両親も遠方で夫婦の時間を持つことができなかった私達に本当にありがたい活動で、リフレッシュの時間をいただき助かりました。ありがとうございました。手ぶらでいいの?大丈夫?どんな人達なんだろう、、と思ってましたがみなさん優しく子どもとの接し方も上手で、引き出しが多かったです。迎えに行くと様子もしっかり教えてくださり、楽しかったようで、預けて良かったです!また利用させていただきたいです。
ついに当選しての初めての利用でしたが、まず本当に手ぶらで行くことがとっても楽でした!
兄と妹で二人預けましたが、普段だと二人分の荷物と準備で、朝家を出るのも全然早く出れなくて…というところが、スムーズに家を出ることができて、預けるのも先生方みんな柔らかい笑顔でとってもスムーズで。
子どもも初めての場所なのに、遊びたくてしょうがない様子で✨
親二人で予定がありましたが、その前にゆっくりお茶をする余裕もできてとっても素敵な休日の朝になりました。
子ども二人も、それぞれに合わせてそれぞれのペースで楽しんできたようで、帰り道にもたくさんお話しして教えてくれたりして、素敵な時間だったことが伝わってきました。
親子ともに、どちらにも優しいとっても素敵な保育時間でした!ありがとうございました♡
【考察・反省点】
3月の無料保育のお申込みには、42名の方からご応募いただきました。初めての名古屋開催となりましたが、春日井市内からのご応募が多く、また「今回の園に一度行ってみたかった」という現役保育士の方々が4名参加されました。
当日は、保育士にとって重要なこととして、何よりも「子供が好き」という純粋な気持ちに立ち返ることの重要性を共有しました。形式的な上下関係や条件付けられた関わりではなく、子供たちに隣に寄り添い、共に成長していく姿勢こそが大切である、という点を確認しました。
そのため、他園との交流の重要性についても触れました。他園を見学することで、自園の文化や保育の枠組みを客観的に認識できるようになり、異なる視点を取り入れることで、新たな気づきや刺激が得られることを説明しました。
組織に長くいると、どうしても無意識のうちにその組織のルールや文化に染まってしまいがちです。常に「今の自分は、どの枠の中にいるのだろうか」という視点を持つことで、固定観念にとらわれず、柔軟な発想を心がけることが重要になることを強調しました。園長先生からは「まるで自分の園にいるのに、園見学をさせていただいているような、客観的な感覚を持つことで、新たな発見が生まれた」というお話をいただき、保育について改めて考える機会になったという保育士の声が多く聞かれました。
また、保護者の方からは「娘が無料保育でいった園庭が楽しかったからそこに通いたい!といったのでその園に決めました」という嬉しいご報告をいただきました。様々な園で開催することで、保護者の方々にとっても、子どもたちにとっても安心できる場所が見つかるきっかけになったのであれば幸いです。
今後も、保護者の皆様が月一回、気軽に頼れる場所としてさらに貢献できるよう努めてまいります。

コメント