概要
3月17日(日)9:00〜12:00
手ぶらで無料保育事業
in柏井保育園
参加者(子ども)
0歳1人、1歳3人、2歳4人、3歳5人、4歳2人、5歳1人、6歳2人
スタッフ
保育士8名、看護師1人、一般ボランティア2名
保育士のみなさんとルールを創り保育を行いました。
保育のルール
【先生の呼び名はどんなルールにする?】
▶︎先生
今回、1〜3歳の子が多く参加するので呼びやすい『先生』で統一。
子どもたちは普段お家で呼ばれているあだ名呼びが慣れしたしんでいて安心安全につながる。
【トイレに行く時の誘い方のルールは何にする?】
▶︎一人ひとりに寄り添ういながら、気にかけていく
10:30/12:30には一度ずつトイレに行ける様、気にかけていく。
トイレにいったら、でてるでてない関係なく、シールをこどもたちが貼る。
トイレに行く事が嫌な気持ちにならないことを大切に。
(名札にシールをはることで見える化)
▶︎トイレ、おむつ替えをしたら、『ハイタッチ』
トイレの場面だけでなく、『出来た!』のタイミングで
ハイタッチを共通認識としていく
【お昼ご飯を食べる時のルールは何にする?】
▶︎自分でつくる!好きな場所で食事を楽しむ。
メニュー:餃子ピザ/おにぎり
自分で作って楽しく食べよう。おにぎりは、外に持ち出しok!
ここで食べないといけないを脱却。
好き場所でそれぞれでゆったりと食事を楽しむ。
活動内容
8:45〜9:00:順次受け入れ
9:000:自由遊び ※それぞれのタイミングで排泄声かけ
10:30:食事の準備(お手伝いしたい子は一緒に)
そうではない子は、自由遊び
11:05:お昼ご飯
11:30:順次食事終了。自由遊び
12:00:順次お迎え
▶︎手を使って
0〜6歳の子どもたちがそれぞれテーマにそった遊びが出来る環境をつくる
遊びと食材を繋げ、流れるような保育を意識していく。
0〜1歳
ポットン遊び(マグネット、ポンポン、縄跳びの縄、爪楊枝と大きさの変化をつくる)
2〜6歳
小麦粉粘土遊び
当日一緒に子どもたちとつくる。
事前にカラフル小麦粘土も用意していくことで、やってみたいのキッカケを。
遊びと食事をつなげる
→小麦粉粘土→餃子の皮ピザを作って食べる
暖かくなってきたので、外遊びも充実させていく
おままごとセット、お水も使える様に、シャンプーボトル、お砂場セット)
【考察、反省点】
涙する姿もありましたが、保育士スタッフが一人ひとりにしっかり寄り添う事で安心して遊びこむことが出来ました。
今回遊びのメインとして考えていた小麦粉粘土。当日急遽ホールが使えなくなりました。けれど保育者からは、『だったら外でやろう!』『それいいね!』『楽しそう!』と準備がはじまり、雨がパラパラしてきたら、『廊下でやっちゃえ!』と廊下で準備をはじめる先生。『雨の中遊ぶのもたのしいかもね!』といつ大雨になってもいい様に、カッパを準備する先生。
何か起きても、保育者の皆さんがポジティブにとらえ、無いなりにもどうにかできる方法を考えて行動して下さいました。これってどうしてかな?と、帰り道運転しながら考えていました。みなさんが『子ども第一』で本気で考え、行動してくださってるからこそだなと思いました。
ミーティングの中で何度もでてくる大切な言葉。『子どもの気持ちを大切に』
子どもたちの育ちに繋がるか、繋がらないのかを、保育ルールを決める時先生たちと話し合います。
子どもたちが好きな場所で、好きな遊びを。指示がなくても、大人の声が飛び交うこともなく、一日か流れる様に過ぎていく環境は、大人も、子どももイキイキしています。そこにはおもいやりの気持ちが子どもたちにも、私たち保育者の中にあるからだと思います。
月に一回の保育ですが、子どもたちの中でも変化がおきてきました。前一緒に遊んだ。これを感覚的に覚えていて保育者とではなく、子どもたち同士で遊ぶ子どもたちが増えました。きょうだいで参加している子どもたちが多い中で、「おねぇちゃん」と呼ばれてるのを聞いて、2.3歳の子どもたちも「おねぇちゃん」と呼び、初めて参加した子どもたちも頼りにします。おねぇちゃんたちがいつのまにかみんなのおねぇちゃんになり、お世話をしてくれます。小さな子どもたちが大好きなお兄さん、おねぇさんにひっついて歩きます。ここぞという時は、妹や弟を一番に優先させたり、順番を守る様、我慢する様に伝えたり。
大人が先頭にたたずとも、子どもたちなりにちゃんと工夫し、助け合い生活ができる。長い時間かけなくても、月一回のたった3時間の中でもそんな姿が見られる様になった事、嬉しく思います。
共働きのご家族が増えました。でも周りに頼れる人がいない。土日はお母さんが仕事で、お父さんが子どもたちをみています。そんなお父さんたちからの、自分時間確保の為の利用も増えてきました。
いつも交代で自分時間確保はするが、夫婦の時間は全くない、だから利用したいとおもいました。
そういった利用も増えています。『子育てに、仕事に追われ、夫婦関係が悪くなってしまい、旦那さんとの時間をつくりたい』そういった理由で参加してくださったお母さんがいました。お迎えにご夫婦でこられたので、『2人でゆっくりできましたか?』と聞くと『結局会話は子どもたちの話ばっかりで、子どもと離れたい。と思っていたのに、会うのが待ち遠しいねと話をしてました』と教えてくれました。
お母さん、お父さんも多くは望んでいません。月に一回、3時間。それだけの時間だけで『明日も子育てがんばろう』ポジティブな気持ちになれます。
お母さんからこんなメッセージを頂きました。『いつも利用させて頂きありがとうございます。自分の時間を確保でき、とっても幸せな時間でした。次回の募集は申し込みやめとこうと思ってます。私ではなく、他のお母さんたちにも利用してもらいたいなと思っています。沢山のお母さんに届きますように。』
誰かのために。そんな優しい輪が無料保育から、広がっていくのが目標です。
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